ベトナムのサンダルに対する奇妙な習慣
ベトナムで履物と言えばサンダルである。なので自分も靴下を履いて靴を履くというのは2ヶ月に1回ぐらいである。 スポーツをしなくてまともな会社に務めてないなら靴を履く機会はかなり少ない。
つまりサンダルを履く機会が多い。
ここでサンダルに関してベトナムには奇妙な習慣がある。 なぜか「サンダル」を人に「プレゼント」してはダメなのである。多分縁起が悪いということなのだろう。
調べると、中国では「靴」は「邪」と発音が同じらしく敬遠されるということだ。しかしベトナム語でのサンダルは「dep」でカタカナで書くなら「イェッ」である。関係無い。
日本でも人に靴を贈るとあまりよくないという話もあるそうで。
このへんと同じような流れが紆余曲折あってベトナムでは「サンダル」になっているのだろう。
しかし、「サンダルはプレゼントにダメ」で終わらないがベトナムらしい。
サンダルは何度か人からプレゼントとして貰ったことはあるが、その際には必ず引き換えに小額の現金を渡すのである。 つまり、「貰った」ではなく「買った」という体にすることでこの謎ルールを回避するようだ。
ルールは守るが守ってりゃいいんだろ守ればという本質を過剰に鈍感にするのがベトナム式である。
このへんは精進料理とかそういうのと同じで、結局本質を骨抜きにしてしまうのはいつでもそうなのだ。
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