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Khong Say Khong Ve. ベトナムの意味なし画像集

なぜベトナム人は痩せているのか?のか?2018年

zamad.hatenablog.com

これを書いてからかなりたつが、そういう痩せているベトナム人のライフスタイルを見てきてちょっと追記。 基本的なことは変わってない。

いただきます、ごちそうさましない文化

ベトナムは家族原理主義人民共和国。だから食事は家族揃ってなんとかと思っていたのだが実は違う。 ベトナムには「いただきます」にあたる言葉や「ごちそうさま」にあたる言葉はない。 食事をみんなで一斉に食べるという習慣も無い。

飯は基本的に腹が減った時に食うなのである。なので、家族で集まってみんな揃って「いただきます」というということが無い。 腹が減れば一人で勝手に食う。晩飯の時間とか関係なしに先に食べてしまうのである。 揃って食ってるのは単に料理をする都合の問題であって、習慣ではない。

逆に腹が減ってなければ家族が居ようが晩飯の時間になろうが食わないのである。

「ごちそうさま」も特になく、流れ解散である。

結局それが分食

という感じなので、晩飯ならば夕方4時とか5時とか、晩飯前に結構な量の飯をもう食ってしまうのである。 そして家族との晩飯は食わないとか、食っても少しで済ますという生活スタイル、本に書いてある分食スタイルになるのである。

食の楽しみ

ベトナム人にとって飯は美味しいモノを食べるという感覚の前に、腹を満たすが優先のようだ。 そっちの感覚が強い。

これを思うと日本人の食の重視を感じる。

こういう腹が減ったらなんでもさっさと食って済ます思想というのは、旅行でモロに出る。

土地土地の名物を食うというのは旅行の中では大きな楽しみの一つになるとは思う。 大体の日本人はそう思っているはずだ。 北海道に行けばやっぱり海鮮とかジンギスカンとか食いたいし、大阪行ったらたこ焼きだろう。 普通の食事より時間がかかって、お金もかかって、もしかしたら美味しくないかもしれない。 しかし、それも含めの旅の楽しさと認識しているはずだ。

しかしベトナムの方々はこういう食に対するスタンスではない。 旅行に行っても名物を探そうともせず、飯はいつも同じそのへんの道端で食っているようなモノで済まそうとする。 あと1時間で目的地について、名物の海鮮をたくさん食える宴会やるぞというタイミングでも、 その1時間を待たずに、名物でもなんでもない単に量があって安いだけのどこでも売ってるような菓子パンを道端で買ってガバガバ食ったりしちゃうのだ。

しまりが無く、日本人はちょっと物足りなくなる

こういう感じで、ベトナムではモノゴトの始まりと終わりのしまりがユルユルになってることが多い。

日本だと、飲み会はみんな揃ってカンパーイという感じではあるが、ベトナムでは店で座った人間から勝手に注文して飲み会が始まる前から飲んでしまう。 忘年会をやるにしても、年末のはるか手前から、ゾロゾロと有給を取り出してしまって、本当の年末には会社には誰も来ない。

年始にしても、仕事始めに来る人間が少なく、いまいち始まった感が無い。

こういう所にベトナムに済んでいる日本人は少し物足りなくなるのだ。