ハロウィンの夜、サイゴンの中心で思う人生の半分の重みについて
ベトナム人には下戸が多いと言われている。しかし周りを見ると毎日のように飲み会をやって、その場での一気飲み大好き。 飲めない人もコーラとかで頑張って、そんなにコーラ飲み過ぎたら酒以上に体に悪いんじゃないかと思うぐらい飲む。
つまり飲み会のノリが好きな感じ。非常にサイゴン人らしい側面。
そして、これはベトナムではなく、日本で飲み会よくありそうな話・・・ノリが悪い下戸に対して。
「酒飲めないなんて人生の半分ぐらい損してるね」
っていうやつである。
下戸後輩に対する酒先輩からシゴキの1万本ノックである。 別に飲めないヤツに本気でそう思っているのではなく飲み会でのノリが悪い問題に対しての先輩の軽いジャブである。ノックからジャブ、なんのスポーツなのか。
では下戸後輩がベトナム同様にコーラでノれば解決するのかと言われたら、そうじゃない。 下戸後輩は「飲んだら気持ち悪くなるし、周りは普段と違うみたいにアホみたいに騒ぐし」そういう「トータルの雰囲気」が紆余曲折へてダメになっているわけである。
つまり、酒先輩は「ノリだけの問題」、下戸後輩はキッカケは「飲めない」かもしれんが「トータルの雰囲気」の問題ということで永遠の別れになっているのである。
こういう文脈で捉えれば下戸後輩の言葉のほうが半分とは言わないがズッシリ人生の重みが乗っかっている。
自分は酒先輩ではないわけだが、ふと昨日の夜、思ったのである。
「ハロウィン楽しめないなんて人生の半分ぐらい損しているね」
仮装・・・いや仮想パーリーピーポー先輩からの軽いジャブが・・・いや、相撲のぶちかましが。
「先輩!ノリだけの問題では無いんですよ!」
この「先輩からの人生の半分メソッド」は視点の転換として結構使えることが分かった、ベトナムのハロウィンの夜である。
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