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Khong Say Khong Ve. ベトナムの意味なし画像集

4年間で変わったこと、変わらないこと

「4年間で変わったこと、変わらないこと」はてなブログは4周年!というお題で・・・

blog.hatena.ne.jp

変わったことは、とにかく住む場所が変わった。東京のド真ん中「新宿」から、ベトナムのド真ん中「ホーチミン市」に引っ越した。

それは突然だった。たしか4年前のゴールデンウィークだったような気がする。

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知人と朝方近くまで飲んで、新宿の家に帰って寝ようと思ったら寝れないのである。

今まで不眠とかには無縁だったヤツが寝れないのである。 神経の変なスイッチが入ってしまったらしく体の緊張が抜けなくなってしまったようで、体は強張る、首筋は常にゾワゾワして、心臓はバクバク状態。 当然こんなんで眠ることはできない。

横になってれば治るだろうと思ってじっとしていたがどうにも治らない。 バクバクが止まらなすぎて心臓に痛みに近い重さを感じてくる。 心臓が痛いなんて普通じゃない、腹が痛くて下痢とかの日常じゃない。 こりゃ本当にやばい病気にかかったかもと、精神的にもズーンと重くなってきた。

3日間寝れなかったことでついに肉体的精神的に限界がきて病院に駆け込むことに。 そして医者からサラリと

「安定剤をだしておきます。」

と。それ飲んだら一発で寝れた。薬の効き目と自分の単純さに笑う。 1日前まで心臓のやばい病気にかかったと思ってたのにサラリ、ケロリ、ニヤリ。単純。

確か、熟睡できた次の朝に太陽の光を浴びながら公園を散歩して「ダー!」とか喜びを叫んだ。

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しかし、ゾワゾワやバクバクはほぼ収まったが、頭のズーンとした重さと目眩が残るようになってきた。 なのでそれを抑えるために毎日薬をのむようになったのだ。そういう薬を定期的に飲むという生活に変わった。

そしてその1年半後、仕事の関係でベトナムに引っ越し。 心配だったので、とりあえず医者に1年半分の薬をもらった・・・おそらく1000錠以上あった。

そして、ベトナムでの生活が始まる。環境がガラリと変わった。 まず気候が違う。食事が違う、生活リズムが違う、文化が違う、言葉が違う。

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環境が人を変えるというがそれは本当だ。実感した。体験した。

そう、数週間生活していて、ふと気づいたらもう薬が必要ない体に「変わっていた」のだ。頭の重さも目眩も無い。 4年前に「アルコール」という薬物によるショックで入ったスイッチが、「海外移住」という環境変化ショックで元に戻ったようだ。

現在、2年半ベトナムで生活し、その1000錠はほぼそのまま「変わらずに」お守りとしてまだ手元にあるのだ。