文化とはこのように出来上がるのかもしれない、マラッカのシクロ。
シクロというのは、ベトナムでよく見る、自転車に客席がついた、つまり所謂人力車の一種である。 シクロというベトナム語は、おそらく cyclo のベトナム語の音写で、輪から転じて命名されているのだと思われる。 ホーチミン市の街中でも観光客を乗っけて走っているのをよく見かけるものである
これは東南アジアではいろんな国で見ることができて、マレーシアのマラッカにもそれはあったのだ。
しかし、ベトナムでよくあるあのあれではなく、色んなモノがいろんな経緯で悪魔合成されて爆誕してしまったんだと思われ。 なぜか、こんなモノになっている。
どうみてもあの日本のハローキティであり、どうみても、ハローキティ要素ゼロ%のドライバーである客待ちしているマレーシアのおっさんである。
マラッカは歴史的な街で世界遺産的なところなのである。そこに突如として場違いに異物感がものすごいこれらが何台も走っているのである。それもユーロビート的な音楽と共に。 このおっさんだけが異常なのでなく、全部のこのような、ドラえもんやらピカチューやら日本キャラでデコデコになっているのである。
マラッカはムラカとも呼ぶ。おそらく「ムラカ」が現地読みに近く、マレーシア人と少し話した時はマラッカでは通じずムラカだと通じた。
Wikipedia にも端の方にこの原型のようなものが写っている。
おそらくこれが、最初だったのだろう。花で綺麗に愛車を飾る。派手ではなく、なんか素朴でいい感じがする。 しかし、誰かが始めちゃったんだろうね、ジャパニーズゲイシャバンザイを、ジャパニーズハローキティ aka 仕事選びませんを。
[シチズン キューアンドキュー]CITIZEN Q&Q 腕時計 Hello Kitty (ハローキティ) ダイバー アナログ表示 10気圧防水 ホワイト VQ75-431 レディース
- 出版社/メーカー: CITIZEN Q&Q(シチズン Q&Q)
- 発売日: 2011/06/01
- メディア: 時計
- この商品を含むブログを見る
そこから競争が始まって、世界遺産そっちのけでオラがマシン対決に発展していったのだろう。 文化ってこういう風に突然流入して、よくわからず吸収されていくもんなんだなと思った。
- 出版社/メーカー: パイオニアLDC
- 発売日: 2001/02/23
- メディア: DVD
- クリック: 9回
- この商品を含むブログ (18件) を見る