ベトナムファミコン事情 開封編

ベトナムファミコン事情である。

ぶらりと発見

街をバイクでぶらついていたら、ふとなんか見たことあるような形状のモノがずらりと並んでいた。

明らかにファミコンのアレである。

今の世代はファミコンとかへったくれもなく、 みんなスマホで遊ぶのでメインストリームとしてのベトナムファミコン事情など現存しないのである。

ファミコン？ No.No.No.No.....Power!!!!!!!!!!!!

ということで買ってきた。

GAME + Power II LT-777A である。所謂パチモンというやつである。 パチモノという言葉の語源はいくつかあるようだが、自分は英語の「コンパチブル」のパチから来ている説が有力だと思う。 「バックアップ活用テクニック」という、バックアップの名のもとに市販のゲームをコピーするやり方等のヤバイ方面のコンピュータ技術雑誌から広まったと思えるんだが。

パチモノとはそうやってバックアップされたゲームを動かすための、正規のファミコンでも何でもない、つまり中国などで無許諾で作られていた「ファミコン互換機」がまさにその語源だということだ。

調べていくと、こういうUltimate Console Databaseファミコン互換機のデータベースが存在している。

そこにもしっかり記録されている Game Power II - Ultimate Console Database at ultimateconsoledatabase.com しかし自分が買ったものとはパッケージが少々違うようだ。

このパッケージがスバラシイ。明らかにセガメガドライブな本体にサム・ライミ版のスパイダーマンがドカーンとイメージされている。 清々しいまでにオリジナルの部分がまったくない。パチである。

ということで、ベトナムでも中国製のパチファミコンが現在進行形で買えましたよという話である。

開封の儀

さあ開けてみよう。

GAME POWER II とはどこにも書いて無く、シャングリンと書いてある。 80年代のファミコンを現代のテクノロジーで作り直してあるのだからだろう、持った感じものすごい軽い。何も中に詰まってないように感じるぐらい軽い。 こんなデカイ本体が必要なのか疑問に思う軽さである。 正規のファミコンは分解すると、こういう風になっていて結構ぎっちり感ある。

GAME POWER II にはファミカセが同梱されていて、すぐに遊べるようになっている。スバラシイ。それがコレである。

9999999 in 1 である。つまり、九百九十九万九千九百九十九種類のゲームがカセット一個に詰まっていると言い張っているのである。 もう一生ゲームには困らないな。

このカセットも現代のテクノロジーで作りなおされているのであろう。ものすごく軽い。 自分みたいな昭和の人間は重いは偉いみたいな感覚が抜け切らないのだろう・・・

コントローラーもメガドライブのそれと形状は非常に似通っているがボタンの素材が消しゴムみたいな柔らかいもので正確な操作は期待できない。

そしてこれらがひっくるめてなんと 200,000 vnd、日本円にして千円強である。現地人にとってこれが安いと思うか高いと思うのかよくわからない。 しかし、店では売れた形跡がほとんど無いように見えた。

エフシーコンパクト (FC COMPACT)

エフシーポケット (FC POCKET)

(FC/FC互換機用) 8BIT MUSIC POWER (8ビットミュージックパワー)

ＦＣステーション118 ライト（ホワイト）

iBUFFALO USB接続 8ボタンゲームパッド デジタル 連射機能付 ファミコン風 レッド BGCFC801RDA

iBUFFALO USBゲームパッド 8ボタン スーパーファミコン風 グレー BSGP801GY