ホーチミンには鳥がいない
不思議な感じがするが、ホーチミン市内には鳥が全然居ないのである。 街を歩いても、公園に行ってもまったく居ないのである。
飼われている鳥や食うための鳥は市場で見かけるが、それ以外の日本だったらそのへんに普通に居る、カラスやハトやスズメ、そのへんの小型の鳥類が全然居ないのである。 鳴き声も聞かないし、空にも飛んでない。地上で餌をツツク様子なども見ない。非常に不思議である。
ネット情報を漁ると、英語情報でも、日本語情報でも、確かにホーチミンで鳥を見かけないという事実はあるようで、ブログにその疑問や、質問サイトに「なぜ居ないのか」というものが上げられている。 その質問に対して大体の場合、鳥が居ない原因ではなく「鳥は居る」という答えが返っている。 しかし、たしかに普通に住んでいてる体験として見かけないのである。 なんなのだろうか?
さらに調べると、これ別にベトナムに限ったことではないようなのだ。
日本にいると、カラスはどこでも住んで賢くしぶとく生き延びるような鳥のイメージがあるが、 中国でも都市部にはカラスは住んでいないらしく、カラスを見たことが無い中国人もいるそうだ。
さらに調べると、韓国にも居ないしバンコクにも、インドネシアにも居ないというのだ。さらに広げると、ハワイにもニュージーランドにも居ないらしい。
カラスやハトなんてどこでも居るだろと思ってるのは日本人ぐらいで、実は結構レアのようである。
たしかに、アメリカのサンフランシスコに行ったときは公園に普通にリスが居て、おーっと思ったものである。 国が変われば動物も変わるのである。
しかし、比較的自由なイメージがある鳥が居ないというのはどうも気持ちが悪い。 何か街として問題を抱えているように感じてしまうのは変な感覚なのか?
鳩は居ないのであるが鳩の話題はある。