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ベトナムのビーツ真っ赤っか汁を食べて健康になる?不健康にならない知識。

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この毒々しい汁物を食って健康になってみた。 これは何かと言うと、ベトナム語では「Sup Cu Den」という名前の料理で、所謂「ボルシチ」である。

この強烈な色のもととなっているのが「Cu Den」で、日本では「ビーツ」という呼び名の野菜である。 ベトナムでは特に特別な野菜ではなく、普通にそのへんのスーパーで売っている野菜である。

色だけでなく栄養素も強烈で、「飲む輸血」と呼ばれるほどビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれている。 この赤の成分の由来が「ポリフェノール」の一種の「ベタシアニン」と呼ばれるモノで、老化防止に効くのだとかなんだとか。

ビーツの色素は強烈で、体内で全て分解できない場合もありその場合は小便の色がピンク色になる場合があるそうだ。 この小便のことを「ビート尿」と言うぐらいよくあることのようだ。

実はこの「ビート尿」になったことがあって、自分の健康を心配したことがあったのだ。 しかしその時は別にこのスープを飲んだわけでもなかったのだが・・・

また、ベトナムにはこの赤に非常によく似た強烈な色の果物もあるのだ。 それが「Thang Long Do」で日本で「ドラゴンフルーツ」と呼ばれる果物になる。 よく見るのはピンクの皮に白い果肉のモノだが、この果肉が真っ赤っ赤のバージョンもある。 この果肉の赤が「ビーツ」と同じ「ベタシアニン」由来なのだ。 ベタシアニンだけでなく栄養素が豊富なのはビーツと同じで健康によいフルーツでもある。

ビーツと同じということは、やはりドラゴンフルーツ(赤)をたくさん食べると同様に「ビート尿」が出るのだ。 それにドラゴンフルーツは食物繊維が非常に豊富に含まれているので、食い過ぎると腹がユルくなってしまうのだ。 食い過ぎ注意。

世の中には小便の色を変えてしまう食べ物というのが存在するのである。 健康にヨイと言われて食べたのに「赤い小便」が出て、腹がユルくなる、逆に病気かもと心配して逆に体調が悪くならないように覚えておこう。

ちなみに自分は、このベタシアニンだけでなく、インド料理のあの強烈に赤いタンドリーチキンを食った後もピンク色の小便が出てドキドキしたことがある。

知識があれば旅もさらに楽しくなる。

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